昔からGarageband付属のピアノ音源「Steinway Grand Piano」の音色がわりと好きだったのと、Mainstageのハモンドオルガンをドローバーグリグリしながら弾きたいと思い、自宅スタジオ常設用のMac mini、Logic pro X、Mainstageを年末に導入しました。
(「Steinway Grand Piano」はLogic pro X、Mainstage、Garagebandで共通の音源)
いざ環境を整えて「Steinway Grand Piano」の音色で弾いたときに違和感がありました。
ダンパーペダルを踏むと音が伸びるのは当然ですが、伸びると同時にこもる。
逆にペダルを踏んでいないときの音色がカーンと明るいので、踏んでいないときの音だけが浮き出るような感じの違和感です。
ダンパーペダルが活きると同時に、ソフトペダル(ピアノの真ん中のペダル)も隠れてオンになってしまっているような感じです。
調べてもそういう不具合情報が出てこなかったため、Appleサポートに電話しました。
結論だけ書くと、
- Appleサポート側の環境でも同じような音色の変化が確認できたが、それを回避する方法は現時点ではない。
- 今後それが改善されるかどうかわからない。
という回答でした。
いつからこの状態なのかわかりませんが、音色自体の仕様をソフトウェアアップデートで変えてしまうと、これまでで作られたセッションの音色がアップデート後に変わってしまうため、アップデートで「Steinway Grand Piano」の仕様が変わる可能性は低いかもしれません。
改善されるとすれば、新しい「Steinway Grand Piano 2」のような音色が新設されてそちらはこもらない仕様、という形が現実的であるけれど、Appleがそんな不格好な解決方法を取るようにも思えません。
過去にはGaragebandのSteinwayを制作に使ったこともあったのに、そのときは気にならなかったのがくやまれます。もしかしたら、そのときはまだダンパーでこもることのない正常な音色だったもかもしれないし、もしくは使った鍵盤のベロシティカーブの具合で、演奏中に強い音のサンプルがあまり選択されなかったのかもしれません。(強い音のほうが高音が強調されるため、本来の音とこもった音の差は顕著)
ちなみにLogicにはSteinwayの他にYAMAHAのピアノの音色もあって、そちらはダンパーを踏んでもこもらないものの、そもそもの音色が個人的には好みではないので使うことはないと思います。
Appleサポートの人はとても親切丁寧で、この報告に感謝してくれたと同時に、音色変化によく気づきましたね、と耳を褒めてくれました。
もし近いうちにこの問題に関する動きがあればお知らせする、とも言ってくれたので、続報があればまた書きます。
もしこれで本国のAppleが動き改善するようなことがあれば、私の手柄ということで^^
